2017年10月31日

サドルもペダルもない自転車

何世紀ものあいだ、自転車は2つの車輪がチェーンによってペダルと繋がれているという公式に従っています。その一方で自転車は、この基本的な設計のまま、新たな素材やテクノロジーによって進化し続けています。flizは自転車のフレームに座るのではなく、ライダーがフレームを吊り下げるハーネスシステムを採用しています。これによりライダーは、後輪近くに配置されているトレッドに足を置く前に、加速することが可能になります。


all images © fliz

flizはダッシュを指すドイツ語 「flitzen」から来ており、我々に馴染みのある自転車のデザインが設計される前の時代を思い出させると設計者は説明します。それは、1817年にbaron karl draisによって考案されたドライジーネ(19世紀にドイツで発明された人力二輪車)に通ずるものがあります。デザイナーはドライジーネを分析し、そのデザインがいかに洗練されているかについて考え始めました。木馬のように、この自転車のコンセプトはペダルはなく、ライダーがスカルモーションを作り出すことを頼りにしています。これにより、ライダーは加速することができ、一般的な自転車よりも速く走ることができます。ライダーはハンドルの上に手を置き、ガラスとカーボンファイバー製フレームの前面を覗きこむようにして乗ります。ライダーの身長が6フィート(1.85 m)前後を想定して設計されています。なお、ハーネスはライダーに合わせて個別に製作されており、5カ所にファスナーが取りつけられたクイックリリースシステムを装備しています。

flizsは自転車のデザインを取り替えるという目的で設計されたものではありません。むしろ、都市環境を迂回しようとする人々のための新たな選択肢として設計されていることに留意しなければなりません。

designboom.com, Milano
原文: https://www.designboom.com/technology/fliz-pedal-less-bicycle-concept-10-04-2017/