2016年2月26日

蓄音機のデザインを振り返ったOMAのimperiaサウンドシステムシリーズ

OMA audio looks back at gramophone design for imperia horn seriesイメージ提供:cynthia van elk / OMA audio社

最先端の技術を採用してトレンドをフォローする代わりに、OMAオーディオは常に音響機材を生み出すことを振り返っています。この「imperia」は垂直型の円錐のホーンを使用した100Hzから20,000Hzをカバーした4方向型音響システムで、後ろに搭載された2つのサブウーファーは21インチものネオジウムウーファーを使用しており、20Hzから100Hzまで出すことができます。david d'imperioが設計デザインし、円錐型のホーン部分は硬いペンシルバニアの黒クルミや桜、トネリコなどの木を採用して作られています。ミドルレンジ部分はコージェントフィールドコイル圧縮ドライバを使用しています。高周波部分はアルミニウム合金と外側クロスオーバーネットワークからOMAにより鋳造された固体スレートパッチボードを介し「imperia」に結合されています。

OMA-imperia-loudspeakers-designboom-02「impera」スピーカー

上写真のホーンにはペンシルバニアのトネリコの木を起用し、自然な木の明るい色を維持するためオイル加工して仕上げてあります。 各種類の木からは明るい色の木材だけが使われており、製造には大きな手間がかかっています。2つのサブウーファーのベースには黒くシワ加工されたフレームとウォータージェットで鉄板のように切り抜かれた黒い板が組み合わさることで、最新の「imperia」は材質を最大限引き出しています。カスタムされた内部配線と新たに設計されたハーネスが低中音ドライバのモダンな円形のリア圧縮機に一緒にな流ことで、すっきりとしたレイアウトに改良しています。

OMA-imperia-loudspeakers-designboom-04スピーカーは自然のペンシルバニアのトネリコの木で仕上げられている

OMA-imperia-loudspeakers-designboom-03

OMA-imperia-loudspeakers-designboom-05ペアのサブウーファー

OMA-imperia-loudspeakers-designboom-06配線の様子

OMA-imperia-loudspeakers-designboom-07木製部分の比較

designboom.com
原文: http://www.designboom.com/technology/oma-audio-imperia-loudspeakers-02-03-2016/
著者: designboom.com
翻訳: 吉野 慶