2017年5月16日

宇宙での農業を可能にするグリーンハウス

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アメリカ人宇宙飛行士のpeggy whitsonは、宇宙空間に534日滞在し宇宙滞在最長記録を更新。宇宙での長期間滞在を可能にしている背景で、NASAの科学者たちを主体に、アリゾナ大学農業部門の研究者等と手を組み、宇宙空間でも野菜栽培が可能な膨張式グリーンハウスのプロトタイプを共同開発しました。

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展開式のグリーンハウスは宇宙飛行士の自給自足が可能になるよう設計されている

イメージ提供:アリゾナ大学

このプロトタイプは、月や火星のような離れた場所でも、菜食主義の食事を維持することをイメージして設計されています。国際宇宙ステーションに乗るNASAの科学者たちは、これまで宇宙での作物栽培の研究を積み重ねてきましたが、今回の新たな18x7ft(5.5 x 2.1m)の新型展開式グリーンハウスでは、空気の再生と、水や廃棄物のリサイクルを可能にしました。宇宙飛行士たちが排出する二酸化炭素が、植物の光合成に利用され酸素を発生させる仕組み(生物再生生命維持システム)になっています。

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宇宙飛行士等の排出する二酸化炭素がハウス内の植物の光合成に利用される

イメージ提供:アリゾナ大学

アリゾナ大学管理農業環境センターのgene giacomelli博士は「地球上の植物環境を模倣し、これらのプロセスを生命維持システムに利用しています。月面グリーンハウス全体は小規模ですが地球環境相当に値します。」と述べています。

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植物は食料を生産しつつ二酸化炭素を浄化する

イメージ提供:アリゾナ大学

水耕植物の育成室では、必要な場所に応じて植物育成に自然光またはLED照明両方を使用することが可能で、月や火星より遥か離れた長期探査での実用を想定しています。

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火星/月面グリーンハウス骨組み

イメージ提供:アリゾナ大学

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ISSでレタス栽培を行うNASA科学者

イメージ提供:NASA

designboom.com
原文: http://www.designboom.com/technology/university-of-arizona-nasa-martian-lunar-greenhouse-04-25-2017/