2017年11月22日

MVRDVによる近未来図書館

MVRDV tianjin binhai library
all images © ossip van duivenbode

Tianjin Urban Planning and Design InstituteTUPDI)によってデザインされたTianjin Binhai Libraryは、教育資源としての役割だけでなく、隣接する公園や新しい文化地区との繋がりを広げる機能を持っています。外観と内観の輪郭を形成している本棚は、階段として使用したり、座って本を読むスペースとして利用することもできます。

MVRDV tianjin binhai library
建物の真ん中を照らす、目のような円形のオーディトリアムは、ユニークな空間の中心的な存在になっている

図書館は、5階建てになっていて、1階と2階には、読書スペースとラウンジ、上層の2階には、読書スペースとラウンジ以外に、オフィス、ミーティングルーム、コンピュータールーム、オーディオルームがあり、地下には、書物の保管スペースがあります。

MVRDV tianjin binhai library
「目」と呼ばれている円形のオーディトリアム

The Tianjin Binhai Libraryの内部は、本棚がどこまでも続く、果てしない洞窟のような構造になっています。建物自体の大きさを変化させるのではなく、円型のオーディトリアムを、メディアと知識の間の架け橋として空間に活用しました」とMVRDVの共同創設者であるWiny Massは説明します。

MVRDV tianjin binhai library
階段状になった本棚は、球形の構造を反響している

「私たちは、美しい公共空間の内部構造、中心的な役割を担う新しい都市的リビングルームを実現することができました。本棚は、座って読書するための最適な空間であると同時に、上の階にアクセスできる通路としても活用できます。本棚の角度とカーブは、多目的な空間利用を促進するために計画されていて、読書だけではなく、通路にもなり、時にはディスカッションを繰り広げる場にもなります」

MVRDV tianjin binhai library
独特な輪郭が建物全体を包み込んでいる

Tianjin Binhai Libraryは、 GMP architekten's12万平方メートルに及ぶ文化マスタープランの一部として建築されました。3年というタイトなスケジュールは、MVRDVのデザインチームのアドバイスに反して、アトリウムの後方の空間から上層の本棚に繋がるアクセスを作らずに完成させた結果でした。現在、上層の本棚には、本を入れず、代わりにアルミニウムのプレートに本の情報を表示しています。「将来的には、こういった細かい運営上の問題点を解決し、完全に図書館としてフル活用できるようになるだろう」とデザインチームは話します。

MVRDV tianjin binhai library
120万冊の本を収蔵することができる

MVRDV tianjin binhai library
プロジェクトは3年のスケジュールで組まれた

MVRDV tianjin binhai library
建物内部の階段状の本棚は、外観も形成している

オランダのロッテルダムを拠点とする建築集団MVRDV が、 中国の天津に美しい近未来的な図書館をデザインしました。Tianjin Binhai Libraryは、GMP architekten による文化マスタープランのプロジェクトとして建築されました。図書館の外観は、建物の真ん中を照らす、目のような円形オーディトリアムを中心として、その輪郭に反響するように、各階数分の階段状の本棚が、外観のシルエットを形づくっています。図書館の内部は、外観の輪郭が天井から覆うような構造になっていて、建物全体で120万冊を収蔵することができます。

designboom.com, Milano
原文: https://www.designboom.com/architecture/mvrdv-tianjin-binhai-library-china-11-02-2017/