2017年10月10日

竹でつくられたタイ・チェンマイの体育館

この体育館はタイにある学校のために建設されたもので、スチールによる補強や接続を使用せずに竹をプレハブとして利用し、竹のトラスは天井までの高さが17メートル以上もあります。 タイのチェンマイ地方に位置し、バイリンガル教育を行うpanyaden international schoolより委託されたこのプロジェクトは、竹や土を利用した建築を専門とするチェンマイの建築会社 chiangmai life architects (CLA)がデザインしました。その建物の寿命は、少なくとも50年間にもなるといいます。

学校はタイのチェンマイ地方にある
image by markus roselieb (CLA) (main image by image by alberto cosi)

CLAのデザインは、タイと仏教の教え双方のシンボルであるハスの花をベースにしています。markus roselieb氏およびtosapon sittiwong氏率いるデザインチームは、自然との親和性がありつつ、300名もの生徒を収容できるだけの大きなホールの建設を依頼されました。近代的なスポーツ設備としてはもちろん、学校の二酸化炭素排出量低下を維持させるために竹のみを使用したと述べています。


建物のデザインは、ハスの花をベースにしている
image by markus roselieb (CLA)

完成した建物の総面積は782 平方メートル (8,417 sqf)で、バスケットボールやフットサルを行うこともできき、バレーボールやバドミントンのコートとしても対応が可能です。体育館で催すさまざまなイベントを鑑賞する保護者や来訪者のための自動的に持ち上がるバルコニースペースが設備されています。建物の外側に露出した竹は審美的な構造をしながらも、年間を通して涼しい状態を保つ自然換気システムや断熱材としての役割もあります。


竹のトラスは天井までの高さが17メートル以上もある
image by alberto cosi

体育館は2名のエンジニアの助けもあり、強風や地震などの自然災害に耐えられるようにデザインされました。17メートル以上もの高さがある新たに開発された竹のトラスは、クレーンで持ち上げられる前にあらかじめ組み立てられました。加工や輸送、建設などの作業中に排出した炭素よりもはるかに高い濃度の炭素を吸収する竹を使用することで、この建物は二酸化炭素排出量を削減させる役割もあるのです。


年間を通して涼しい状態を保つ自然換気システムや断熱材としての役割もある
image by alberto cosi


竹で作られた階段はバルコニースペースへと繋がっている
image by alberto cosi


大きな体育館は、300名までの生徒を収容することが可能
image by alberto cosi


総面積は782平方メートルにもなる
image by markus roselieb (CLA)


体育館は強風や地震などの自然災害に耐えられるようにデザインされた
image by markus roselieb (CLA)


体育館は、二酸化炭素排出量を削減させる役割もある
image by markus roselieb (CLA)


建物自体の寿命は、少なくとも50年間にもなる
image by markus roselieb (CLA)


学校の敷地を収めた航空写真
image by markus roselieb (CLA)

designboom.com, Milano
原文: https://www.designboom.com/architecture/chiangmai-life-architects-bamboo-sports-hall-panyaden-international-school-thailand-08-09-2017/