2017年7月31日

木材の可能性を示すフィンランドの近代建築

ヘルシンキから数キロメートル離れたgreen islandに位置する野外博物館open-air museum of seurasaariは、伝統的なフィンランドの生活様式についての展示を行っています。ここでは、フィンランド中から移設された過去4世紀の小家屋や農場などといった荘園についての展示を行っています。この夏、この博物館では建築家や優れた大工達からなるチームが製作した木材で作られた作品'Y'の展示が行われます。漏斗形をしたこの展示は11メートル近くもの高さがあり、(建築に関する)技術や知識などへのさまざまな疑問や興味ががわきます。

y pavilion open air museum seurasaari designboom
Y pavilionは、フィンランドにあるthe open-air museum of seurasaari in Finlandに展示される。
all images by SWANG

&' [emmi keskisarja & janne teräsvirta & company architects] などからなるチームは、Y pavilionによって近代建築における木材の可能性を示すことを目的とし、デジタルデザインや製作による建築家と大工の国境を越えたコラボレーションを奨励しています。期間限定で設置されるこの作品は、見慣れた博物館の風景に変化をつけることで、博物館を訪れた人々がゆっくりと過ごすことができる、新たな社交場となることを目指しています。訪れた人は作品の中に入って遊ぶことができ、いちど中に入るとモジュール構造のおかげで博物館をいつもとは違った角度から見ることができます。Y pavilionはまた、自身の気持ちや考えを整理したり省みたりする瞑想をする場としても使われることを狙っています。

「伝統とは、知識と技術の共有、つまり新しきものと古きものの結合によって生まれるんだ」と、建築家は言います。

y pavilion open air museum seurasaari designboom
漏斗形をしたこの作品の中に入ると、日常からすこし離れて自分の気持ちや考えについて振り返りやすくなる

y pavilion open air museum seurasaari designboom
角材からできたこの作品は、現代技術と職人技の融合である

y pavilion open air museum seurasaari designboom
作品を通じて建築家と大工たちのコラボレーションを奨励している

y pavilion open air museum seurasaari designboom
この作品は、瞑想をする場にもなる

y pavilion open air museum seurasaari designboom
フィンランドの伝統的な生活様式を展示したコテージの展示から見た作品の様子

y pavilion open air museum seurasaari designboom
この作品は2017年9月15日まで展示される予定


(建築時の)見取り図


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designboom.com
原文: https://www.designboom.com/architecture/y-pavilion-open-air-museum-seurasaari-07-24-2017/