2016年9月 7日

コンクリートのうねる壁に守られる庭園

belzberg architects が設計した、この「kaplan family pavilion」はcity of hopeのがんや糖尿病、その他命に関わる疾患などの研究及び治療のための最先端医療施設です。「現代医療の進化とともに、我々の健康に対する理解も深まっています。」と建築家等は述べます。「最近では、健康ケア全体論アプローチも移行してきており、治療に加え、現在は精神的幸福感をも含めた、身近な環境との関係における予防ケアが進んでいます。」この変化を反映するため、設計は健康促進を促す環境を意識しカリフォルニア州のキャンパス内に新たな建築言語を導入しようと試みています。

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2つのうねるコンクリート壁が正面エントランスを保護し微妙に形を変えながらベンチを作っている
イメージ提供:bruce damonte

図案の計画段階でbelzberg architectsは敷地の向かいに見つけた希望の木に心打たれました。木には愛する人への希望のメッセージが枝に何百にも結びつけられています。もともとクライアントの提案であったcity of hope百周年を示すため既存建物を置き換えるよりも、設計チームは少し東に場所を移動するよう提案しました。これによってプロジェクトの焦点として既存の百年の木を残し、キャンパス内の屋外遊歩道を再同調させています。

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2棟の建物は既存のクスノキを包み込むようになっている

7,000平方フィートのこのプロジェクトは既存のクスノキを包み込む2棟の建物を含んでいます。この新たな建物構造のスペースは展示、イベント、管理事務所、保管など様々な用途に利用されます。景観としても形作られた、2つのうねるしなやかなコンクリート壁がエントランスを保護し、微妙に形を変えてベンチを作っています。これは人里離れた屋外の聖域として訪問者が木の枝の影に包まれ新鮮な空気を楽しむことができるようになっています。両壁の表面に沿って埋め込まれた75のLEDバックライトが施設の道標を強調しています。

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両壁の表面に沿って埋め込まれた75のLEDバックライトが施設の道標を強調している

「同じ敷地内で2つに分岐した図式と元の建物の形跡が今回のプロジェクトで接地しているように感じさせ、中心にクスノキが堂々と立ち、憩いの場所を提供、残りのキャンパス部分を繋ぐ分岐歩道としても機能します。」と建築家等は説明します。「癒しと健康をサポートする場所を反映した休息の場を提供するクライアントの希望した訪問者を描くことが可能です。」

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人里離れた屋外の聖域として訪問者が木の枝の影に包まれ新鮮な空気を楽しむことができる

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コンクリート壁のエリアは木の枝の影で守られている

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歩道はこの場所を分断しキャンパス内の他の建物を繋いでいる

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新たな構造の建物には展示、イベント、管理事務所などのスペースを有する

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計画案はプロジェクトの焦点として既存の歴史ある木を利用している

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今回の計画はcity of hope百周年を象徴している

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キャンパスはカリフォルニア州ドゥアルテに位置する

drawings

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床伏図

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景観図

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断面図

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コンセプト図

プロジェクト情報:

名称:kaplan family pavilion
発注者:city of hope
所在地:カリフォルニア州ドゥアルテ
竣工:2015年
面積:7,000平方フィート

LEED認定:プラチナ
プロジェクトチーム:
belzberg architects -- hagy belzberg, daniel rentsch, andrew kim, ashley coon, david cheung, cory taylor, susan nwankpa, micah belzberg, chris sanford, kristofer leese, chris arntzen
景観建築:ahbe landscape architects
構造エンジニア:nous engineering
MEPエンジニア:california energy designs
土木エンジニア:VCA engineers
ゼネコン:winters-schram & associates
LEEDコンサルタント:green dinosaur
写真:bruce damonte

designboom.com
原文: http://www.designboom.com/architecture/belzberg-architects-kaplan-family-pavilion-city-of-hope-duarte-california-08-25-2016/
著者: designboom.com