FUTURE-LABO TOHOKU展

Tag:
architecture
art
design
event
TV

耳を澄まそう、明日の東北に ー夢のあやもようー
芸術文化を通して心の復興を

"東北を世界の心のふるさとに"―文化を通した東北の心の復興プロジェクト  フューチャーラボ東北は、"東北を世界の心のふるさとに"を合い言葉に、海外から招聘する世界の第一線で活躍する様々な分野のクリエイターと東北の人々とが協働して、文化を通した心の復興に取り組んでいます。展示会場においては、その活動の様子を中心に、今まで各クリエイターが取り組んできた社会と環境に向けたアート作品を紹介します。また、オープニングの25日には、フォーラム"地球の未来に向けて−アーティストの役割と責任−を、開催します。


map-01.png

ヴィック・ムーニズをはじめ、国際的なアーティストが参加!

参加パネリストは、南米最大のゴミ処理場で暮らす人々との協働作品のドキュメンタリー映画がアカデミー賞にノミネートされ、パラリンピック2016閉会式の芸術監督であるヴィック・ムーニズ、北極へアーティスト・音楽家・科学者・ジャーナリストと船で向かい地球温暖化を様々な表現で伝えるケープ・フェアッウェルのディレクターでヨーロッパ最大の芸術大学、ロンドン芸術大学の副学長であるクリス・ウェンライト。ベルリンフィルの教育部門のディレクターとして、音楽でのコミュニティの融合と再生に大きな成果を生み、作曲家、演奏家、エデュケーターとして活躍するキャシー・ミリケン。タイにおいて多様な民族との対話を促すプロジェクトに、分野を超えたクリエイターと取り組むウィット・ピンカンチャナポン。ウェールズに生まれ、小さい頃からレスキューチームに参加し、現在も海からの視点で災害について建築、美術、デザインの分野で活動するロンドン芸術大学講師のロビン・ジェンキンズ。東京の文化構造を再構築し、アジアのクリエイティブなプラットフォームを世界のネットワクーにつなげ、文化の意義を深く問い直す政策のキーパーソンとして最も注目される今村有策、中東やアジア各国で活動するインスティテューションとともに、多文化間対話と文化の実践的活動による創造教育と実験的場を作り続けてきた建築家の家村佳代子。各々が、これ迄の実践を紹介しながら、未来に向けた課題を討議します。

map-02.png
参加アーティスト
Vik Muniz / ヴィック・ムニーズ(アーティスト)
1961年にブラジルのサンパウロの労働者階級の家庭に生まれる。若い頃に喧嘩の仲裁に入った際、脚を銃で撃たれる。そのときの賠償金でニューヨークへ旅をし、以来ニューヨークを拠点に活動。ムニーズは、身近にある意外な材料を多数用いて絵画制作を行い、写真に収めていくことで知られる。有名作に、チョコレート・シロップによる「最後の晩餐」、ダイアモンドによるマリリン・モンロージャム、ピーナッツバターによる「モナリザ」などがある。ムニーズの作品は世界中で展示されており、国際的に高く評価されている。リオデジャネイロのMAMで行われた個展「ピクチャー・オブ・ガベージ シリーズ展」は、参加者数がピカソに次ぐ記録だった。

Chris Wainright / クリス・ウェンライト(ロンドン芸術大学副学長)
アーティスト、ロンドン芸術大学キャンバーウェル、チェルシー、ウィンブルドン・カレッジ学長。そのほか、芸術協会ヨーロッパ連盟(ELIA)代表、テート・ブリテン評議員を務める。また『Afterall』(ロンドン、ロサンゼルス、アントワープ)などのアート出版物の編集顧問を務める。

Cathy Milliken / キャシー・ミリケン(元ベルリン・フィル教育プログラムディレクター)
オーストラリア、ブリスベン生まれ。現代音楽シーンの最高峰と称される"アンサンブル・モデルン"(ドイツ)の創立メンバーとして、ピエール・ブーレーズ、ペーター・エトヴェシュ、フランク・ザッパ、ジョルジ・リゲティ、カールハインツ・シュトックハウゼンら高名な作曲家、指揮者らと仕事を共にする。これまでに演劇やオペラ、ラジオ、映画、インスタレーションなどのための作曲を手掛けてきており、ベルリン国立歌劇場、ダルムシュタット国立劇場、サウスバンクセンター(ロンドン)、ZKM(カールスルーエ)など名だたる劇場、アートセンターから多くの委嘱を受けている。また、優れた音楽教育者としても知られており、2005年にはベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の教育プログラムのディレクターに指名された。

Robin Jenkins /ロビン・ジェンキンス(デザイナー)
ロンドンの建築学会に所属。ジョルジオ・アルマーニの建築プロジェクトマネージャーを務めた後、ニューヨークにてポール・スミスショールームを担当。香港でもマノロ・ブラニクのプロジェクトでコンサルティングを行い、海外でも広く知られるようになった。2005年には、イギリス国内のセカンダリーレベル教育に携わり、その後、チェルシーカレッジ  アート&デザインクラスの客員講師となる。以来、チェルシーカレッジにてインテリアと空間デザインコースの学士・修士双方の授業をフルタイム教員として指導するなど教育者としても活躍している。ロビンは現在、チェルシーカレッジ  アート&デザインで始まる展示会など様々なプロジェクトに関わっているが、大学の鋳造業にて自分の船舶創作品のコレクションに加えるピューター鋳造のサメシリーズを制作するなど創作活動にも熱心に取り組んでいる。また、ジャック・タティーの映画と現代主義との関係性についての本を執筆中である。

Wit Pimkanchanapong / ウィット・ピンカンチャナポン(デザイナー、アーティスト)
1976年、タイ・バンコク生まれ、現在住。1994年、イギリス・ケント・インスティテュート・オブ・アート&デザイン、メイドストーン、ヴィジュアル・コミュニケーション修士取得。マッピング、歪み、ハイパーテキスト等に焦点を当て制作を続ける一方、地元の鑑賞者の"接近性"と、それが世界のアートの文脈とどのように取り組めるかを意識している。

協働した日本人アーティスト:

遠藤一郎 Ichiro ENDO
震災直後から東北で支援活動行ってきたアーティストの中での代表的な存在。アーティストの役割は、人と人を結ぶインフラを作る事であるという思いから、未来へ号バスはスタートしました。みんなの夢をのせて被災地と各所を結んできたこのバスが、今回の移動ラボとなりました。それぞれの夢を書いた凧をつなげて飛ばすプロジェクトは、日本だけでなく世界の各所で行われ、今回は音楽ワークショップと一体となって実施されました。遠藤さんは震災直後の一体感とは違って、3年後の今、人々の間に壁が立ち始めている事を大きく感じたと言います。

川久保ジョイ Yoi KAWAKUBO
写真を広義の概念に拡張しながら、より関わりの中にアートを見出す活動を行っているアーティスト。福島原発事故による立ち入り禁止地区にも許可を得て幾度も訪れ、アート作品を制作しながら大きな問いに立ち向かっています。今回は、海外招聘アーティストのワークショップやリサーチを通して被災地の人々の生の声を聞く機会を得ることとなりました。これまでの活動をもとに次なる展開が期待されます。

足利広 Hiroshi ASHIKAGA
震災を受けた海岸をピンホールカメラで撮影した写真をつなぎ合わせて動画を制作した作品で注目を集めました。その作品は、汚染後も相変わらず美しい川をサケが海から遡上する風景をとらえた作品は、心打たれます。さらに広島が原爆を乗り越えて聖地となったように、何が聖地となるのか?という疑問を抱き、福島原発事故による立ち入り禁止地域にあるために誰も訪れる人もいなくなった神社を巡礼し、写真におさめ続けています。今回は、場所ではなく、被災地の人々との出会いをもとに次の展開を探してゆきます。

チャン・チ(オル太 ) Jang Chi(OLTA )
福島、チェルノブイリ、アウシュビッツなどでメンバーとともに、地霊を呼び起こすような作品を制作し、近未来の「ゲンシニンゲン」をテーマに制作された独特の空間でもパフォーマンスも行うオル太。今回は、震災記念の3周年の日にロビン・ジェンキンズとともに釜石を訪れ、街が直面する深い悲しみを言葉や景色に見出したと言います。アーティストが復興という意味をもつプロジェクトに主体的に関われる機会は多くないので、是非次の機会に参加し、オル太としては、原始から脈々と続く魂のようなものが宿り、まだ残る釜石周辺や遠野などで作品制作をしたいと考えています。

木戸龍介 Ryusuke KIDO
木戸龍介はこれまで水や炎といった常にかたちが変化するものを、半永久的な素材(大理石、木材、金属)を細密に彫刻することでとらえ、現代社会で安易に知り得ていることがいかに不正確であるかを再考してきました。今回はタイから来日したウィット・ピンカンチャナポンとともにプロジェクトで東北を一周し、その過程を題材にして制作された作品を発表します。

石原延啓 Nobuhiro ISHIHARA
私たちが暮らす現代の社会には物質的で目に見える変遷のみならず人々の様々な思念や記憶など目に見えないレイヤーが何層にも重なり合って出来ていると仮定して、その深層へ飛び込み探索をするパイロットとして「鹿男-deer man-」というキャラクターを創りました。リサーチやワークショップをすることでそれぞれの土地が持つ神話的な物語を発掘してウォールペインティングを中心とした作品を展開します。

20141003054158.jpg

文化芸術の海外発信拠点形成事業


ヴィック・ムニーズ / Vik Muniz "SMALL"

TOKYO DESIGNERS WEEKの会期に合わせ、日動コンテンポラリーアートでは,Vik Muniz SMALL展が開催されます。 topimg_nca.jpg

場所:nca | nichido contemporary art
会期:2014 年 10 月 24 日(金)-11 月 29 日(土)
営業時間:火 - 土 11:00 - 19:00 (日・月・祝 休廊)
レセプション:10 月 24 日(金)18:00 - 20:00 (作家も在廊いたします。)

この度、nca | nichido contemporary art は、ヴィック・ムニーズ(ブラジル)による新作個展を開催いたします。 ムニーズはこれまでに様々な素材を用いて素材とイメージの関係性について考察してきました。そしてスタジオから離れ、多くの人たちを巻き込 んだ大きなスケールのプロジェクトも行っています。 本展では、限りなく小さい不可視の世界、1 粒の砂の断片に城を描いた"Sandcastle" シリーズと、細胞を用いてイメージに転換させ作品化し た"colonies"シリーズから選出し、構成します。私たちが何度も目にするシンプルなイメージを用い、スケールを極端に操作することによって鑑賞 者に「recognition =再認識」させることで、対象のもつ意味を鑑賞者に改めて再考させます。 本展の作品は MIT マサチューセッツ工科大学の合成生物学者(colonies シリーズ)と、デザイナー(sandcastle シリーズ)の協力によって実現しました。