
高さ6mに及ぶブルーフラッグなど、ブルーを基調とした会場デザイン
今回、中央会場で一際存在感を示したのが直径約30mに及ぶ「
TDWドーム」。
全天周映像システムを備え、プラネタリウムを彷彿させる映像展開が可能なTDWドームは、小惑星宇宙探査機「はやぶさ」のドキュメンタリーCG映画の上映会や、会場全体を覆うグラフィカルな映像展開など、毎夜開催したパーティや授賞式を映像と音楽で楽しませてくれました。また、昼間は企業によるフォーラム会場として活用。11月2日には経済産業省による「
COOL JAPAN TOKYO-CONFFERENCE」が行われました。

直径約30mのTDWドームは、TDW2010のアイコンとして注目を集めました

360度投影可能な全天周映像は来場者に驚きと感動を与えました
企業やデザイナーの展示会場となる
環境デザインTENTへつながるエントランスTENTでは、公式グッズの配布の他、
SHOP EXHIBITIONの紹介コーナー、アーティスト日比野克彦氏によるフラッグ、Designer of the Yearを受賞したトーマス・ヘザウィック氏がデザインした「Spun」というコマ型のイスが展示され、来場者を楽しませました。
エントランステントでは公式グッズの配布を配布

倒れないイス「Spun」はトーマス・ヘザウィック氏によるデザイン
メインテントとなる
環境デザインTENTは、総勢206におよぶ企業や団体、デザイナーが参加。企業や大使館を中心に展開する環境デザインTENT Aとデザイナーやアート展示を中心とした環境デザインTENT Bの2つのテントを使用。環境デザインTENT Aでは、住生活グループやコクヨ、積水ハウス、富士通、TOTOなどの企業ブースのほか、フランス大使館や台湾の企業や製品を紹介する台湾パビリオン、オーストリアなどの大使館ブース、経済産業の
COOL JAPANブースなどが展示されました。

LIXILブース
左)リベンハム 右)コクヨブース
また、DESIGN ASSOCIATIONとのコラボレーション展示として、産業廃棄物業者ナカダイとの共同企画「
ナカダイプロジェクト」が展開され、産業廃棄物を使った新しいデザインの可能性を展示するブース展開のほか、宇宙ステーションをモチーフにした
J-WAVEサテライトスタジオなどを手がけました。
環境デザインTENTの中央には、照明企業のトライテラスによるオフィシャルバー「
TERASU BAR」を展開。グエナエル・ニコラ氏がデザインを務め、LED照明3000個を使用した大胆なデザインを採用するなど、存在感を示しました。
左)ナカダイ 右)TERASU BAR
環境デザインTENT Bでは、デザイナーのブース展示や若手デザイナーによる「
CUBE展」、プロフェッショナルデザイナーによる「
Pro展」といったデザイナーが中心となる展示のほか、イタリアのdesignboomによる「
designboom mart」や「
TENT SHOP」などの物販エリアを設け、国内外の最新デザインが立ち並びました。
左)MORE THAN CAT-SHIN JI 右)チームラボ
左)森井良幸 ?Yoshiyuki Morii?右)増田憲一 ?Kenichi Masuda